雑記 (04 3月)

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3月31日 4万HIT御礼雑記
という訳で、4万HIT達成しました。
来てくださっている方ありがとうございます。
とまあ、そんな訳なんですがね。
うちは管理人がずぼらな為アクセス解析もつけていないような貧相なサイトですので
皆様がどのような所から飛んで来て頂けるかもわからないんです。
その為、どうにも実感がないですな。
BBSに書き込みとかもほとんどないし。
う〜〜〜ん、どなたかが一日で30くらい踏んで下さっているんだと考える方が納得がいく気がします。
いや、まあ、それはそれはすごい話ですが(苦笑)
皆さん、ありがとうございます。
そんな訳で、今月最後はこれです。

『世界は密室で出来ている』 (講談社 舞城王太郎著)

とにかく、暴力的な文章が奏でる破壊的な青春エンタ。
ミステリーとしてのトリックはそれほど感心するものではないですし
とにかく人死にすぎ、んで、登場人物が実にエキセントリックでもう大変大変です(笑)
でも、文句なく面白い。
不思議と読後感が良いのもいいです。
このノリと癖に乗れれば間違いなくはまれる作品だと思いますよ〜

『魔』 (文芸春秋社 笠井潔著)
今月のトリがこれ。
いきなり、今までの流れと全然関係ないけど気しないでくだされ。
笠井さんの本を読むのはこれが初めてなんですが面白かったですね。
上のとは違って、真っ当な(というと御幣がありますが)ハードボイルド小説です。
内容は、中篇が二つ。
『追跡の魔』はストーカーを扱った小説。
『痩身の魔』は拒食症を扱った小説ですね。
そんな訳で、どちらにもセラピストの女性が出てきます。
それが実に上手い事組み合わさっていて面白かったです。
3月28日 今月は3月じゃねぇか雑記

気づくの遅っ。
もう、3月終わるちゅうねん。
あんまりにも、適当にやりすぎですよ、私。
(もう直したので、気がつかなかった人の為に書くと、一番上の月の表記が今日まで2月になってました)
てな訳で、今回はこれ。

『宮沢賢治全集 8』 (ちくま文庫 宮沢賢治著)
全集といっても、とりあえず読んだのは『ブスコーブドリの伝記』だけなんですが(苦笑)
で、感想としては、なるほどな〜と思いました(笑)
いや、まあ、何です。
ちゃんと、それなりに面白かった訳ですが、ねぇ。
正直何て書いていいかわかりません。
だって、もう古典に入る本だしねぇ。
とりあえず、納得しました(笑)

3月27日 50HIT御礼雑記
わかる人にしかわからないタイトルで申し訳ない(笑)
あり大抵に言えば、『忌瀬伝』につけられたアンケートのHIT数の事でやす。
押してくださった皆さんありがとうございました。
で、今日のお題はこれ。

『ダーク・バイオレット』 (電撃文庫 三上延著)
某Rさんに強烈に薦められていたので読んでみました。
で、確かに薦めるのも頷ける面白さでした。
個人的には、ヒロインの造形が一番気に入りました。
ああいうヒロインって、ライトノベルではいそうでいないと思いました。

『死にぞこないの青』 (幻冬社 乙一著)
という訳で、また乙一さんの本です。
クラス全員から苛められる小学生の話なんですが……
うぃ〜…きつかったすな。
私も太っていたので、走るのが遅かったりと結構自分と重なる部分が多くてげっそりしました。
で、話そのものなんですが。
う〜ん、長編としては『暗いところで待ち合わせ』の方が面白かったかな〜とか思いましたです。
3月25日 人はパンのみで生きるのではあらず雑記
さあ、てなわけで、こんかぁぁぁいはぁ、漫画だ。
これ、これ、これよぉぉぉぉぉぉぉうぅ。

『プラネテス』 4巻 (講談社刊 幸村誠著)

そう、これ、前々から押してる、これ。
とにかくいい、もういい。
理由はない、ていうか、ありすぎる。
ああ、もう最高ォォォォさあぁぁぁぁぁぁぁ
とにあえず、宮沢賢治の『グスコーブドリの伝説』を読むぞ。
ああ、読むとも。この漫画読んで、読まずにいられますかってのよぉぉぉぉ。
もうもうもう、ロック・スミス最高。フィー姉さん激最高。
ちゅう訳で、皆さん読め、っていうか読んでお願い。
くぅぅっぅぅう、何でこれで最後なんだよぉぉぉぉぉぉ。
悔しくて、もう。
とりあえず、もっかい読むぞ。

あと、私信。
Rさん、ついにあのブツを発見、後確保いたしました。
謹んで読ませていただきます、はい。
3月24日 もうきつくなってきた雑記

宣言して二回目にしてもう後悔してます。
っていうか、そんなに日常的に本を読んでない罠(苦笑)
そんな事を今更気がつく浅はかさよ……
てな訳で、今日のお題は、これ

『きみにしか聞こえない』 (角川スニーカー文庫 乙一著)

今、自分の中で乙一さんフェアーが開催中です(笑)
これは短編集ですねん。
内容は3篇。
『Calling You』
いつもながら、この方は孤独な学生を書かせるとうまいなぁ〜と感じます。
内容はいつもながらのせつない話。
この悲しいけれど暖かい話が乙一さんの特徴じゃないでしょうか?
『傷 KIZ/KIDS』
この話では、所謂特別学級というものが主な舞台になるんですが
私が通っていた小学校にも特別学級があり、思い出してしまいました。
普通のクラスより小さくて、少ない机、折り紙で飾りつけられた壁、昼寝用の布団があったように思います。
そこには色々な感情が息巻いていた事は言うまでも無い事です、
とちょっと懐かしく思い出しました。
『華歌』
これは書き下ろしです。
事故の後遺症で特別病棟に入っている主人公がある花を見つけると
そんな話ですねん。
ちょっと話を端折りすぎてわからないと思いますが、書いちゃうとネタばれしちゃうし勘弁。
ていうか、話もそうですけど、挿絵に騙されましたよ。
あれは酷いよ。見たら、ぜったいそう思うって(笑)

という訳で、久しぶりに真面目に内容も書いてみました。
あ〜、やっぱり読書感想文は苦手だ(苦笑)

3月21日 今月はもうこのままいこうか雑記
何と今月4回目の読書感想雑記っす。
で、今回のお題は、これ。

『アリソン 2』 (電撃文庫 時雨沢恵一著)

すぐに、ライトノベルで電撃文庫に戻ってしまって申し訳なし。
うんうん、でも、この小説は個人的にかなりツボにはまっております。
とにかく、ヒロインのアリソンさんの魅力にくびったけ(苦笑)
まあ、さすがに話の規模は一巻に比べると落ちている、というか一巻以上の話はまずありえない
シリーズ構成になっているんですが、それでも文句なく面白くてマル。

とまあ、ここまで書いて思ったんですが
私の読書感想ってほとんど本の内容がわからないんですよね(苦笑)
私の雑記を読んで、この本読んでみよう〜、とか思う方少ないだろうな〜とか思いますね。
3月19日 一週間も間が開いてこれかい雑記
てな訳で、何と今月三度目の読書感想雑記いってみよ〜。

『覗き小平次』 (文芸春秋刊 京極夏彦著)
久しぶりにライトノベルじゃないことにまず拍手を。
今年、直木賞をとられた京極夏彦さんの小説ですね。
まあ、別に直木賞そのものは関係なくて、単に図書館にあって読んでなかったのでチョイスしてみました。
言うまでもなくおもしろいんです。
私は、京極堂シリーズも好きなんですが、『笑う伊右衛門』『巷説百物語』の江戸ものの方が好きですね。
ちなみに、先に『巷説百物語』を読むとより楽しめるかと。

『Sydney!』 (文芸春秋刊 村上春樹著)
今一度、電撃文庫でないことにまず拍手を。
そういえば、昨日サッカーが予選を無事突破しておりましたな、よかったよかった。
しかし、この本を読むとそんな浮かれ気分は吹っ飛びますが(笑)
この本の面白い所は、終わりと始めに有森裕子さんと犬伏孝行さんの二人への
インタビューを元にした文章がある構成になっている事でしょう。
それが、この本の肝であり、ただのオリンピック滞在記ではなくしてる点でもありとても面白いです。
少なくても、TVでみたオリンピックに100倍以上は面白い本ですな。

『暗いところで待ち合わせ』 (集英社 乙一著)

今二度、まあなんとなく拍手してくれるといいんじゃないかと。
あ〜、二人には幸せになって欲しいな〜。
とか、読み終わったあとしみじみ思ってみたりする小説ですね。
いつもながら、こうしみじみする小説を書かせたら乙一さんは本当にうまい作家さんだと思いました。
ええ小説ですよ。
3月11日 う〜んう〜ん……
……書けないっす。
あ〜、書けない。書けないもんは書けない。
やばい時期に突入してます。
脳がねぇ〜、いやもう、やる気の問題かと……
そんな訳で、PCの前で唸ってますです。
あ〜、ちょいと時間も空いたし、ちょっと前に書いたオリジナル(非ファンタジー)でも公開しようかと思ったんですけど
それもどうにも気に入らないし……
あ〜、ちょときついっす。
愚痴でした、スミマセン(笑)
3月8日 読書感想雑記 その2

ちゅう訳で、二回続けて申し訳なし。
最近、またちろちろと読んでたのが溜まってたので(苦笑)

 『アリソン』 (電撃文庫 時雨沢恵一著)
私、基本的に短編好きなので、この方が書かれた『キノの旅』も好きなのですが
これも実に面白くてマル。
なんちゅうか王道の少年少女のジュブナイルなんすが、
所々に時雨沢さん節というかやるせない感じがでててとてもよろしいと思いました。
すでに、2巻と3巻がでてるのでぜひ読みたいと思いますです、はい。

 『ラスト・ビジョン』 (電撃文庫 海羽超史郎著)
某サイトさんで、大プッシュしてらしたのをふと図書館で思い出して読んでみました。
大多数に受け入れられる本もいいですが、一人の方に深くコミットメントする本もいい、はずですから。
で、本題ですが、
え〜と、……わかりずらいです(苦笑)
私の頭が悪いのか最初うまく飲み込めなかった。
あと、もうちょっと突っ込んでもいいんとちゃう、という部分もあった気がしますが
決して悪い小説ではないとないと思います。
癖は強いですが、確かにはまる方にははまる小説かと(苦笑)

 『ダブル・ブリッド\』  (電撃文庫 中村恵里加著)
何だか、電撃文庫でライト・ノベルばかりで申し訳なし(苦笑)
で、本タイトルはすでに9冊目を迎えた長期シリーズですな。
まあ、内容は素晴らしく鬱展開、見事なばかりに暗く、暗澹たる感じです。
それにしても、この方は必ず明るい展開でも最終的にそれにまったをかける書き方しますね。
個人的に、大好きですが(笑)

とまあ、こんな感じですねん

3月4日 読書感想雑記
最近、小川一水さんの小説をひょこひょこと読んでおります。
最初に読み始めたのが、去年話題になったSF小説『第六大陸』(早川書房刊)ですねん。
普通におもしろく読ませていただきました。
宇宙という未開の大地の開拓にかける現場の人々の情熱が熱い熱い。
まあ、なんですね。
なんちゅうか、ちとあっけないかなぁ〜とか思わない訳ではない部分や
挫折の脆弱、悪役の不在、ラストの今までの流れとあまり関係ない山等
ちと、首を傾げる部分もありましたが十分以上に面白い小説でした。
で、次に『イカロスの誕生』 (ソノラマ文庫)を読みました。
流れはこちらの方がスムーズというか、普通の小説ぽかったっす(笑)
悪役らしい悪役もいましたし、こちらも面白いですよ。
ただ、やはり『第六大陸』の方が面白かったかと。
何というか、小川さんの宇宙にかける熱い思いが直接的に感じられたからだと思われますねん。
面白いんで、また読んでいこうかと思っております、はい。